Honda SilverWing GT600







インプレ

(20090817)
今日から一週間の夏休みです。
実は先週木曜から土曜まで実家に帰省していたので、今回は11連休になりました。
これだけの大型連休は本当に久しぶりなので、今回はじっくりとホームページの更新が出来ます。


さて、購入して二週間で960km程走行し、初回点検とオイル交換を済ませていますので、昨日は箱根まで出かけてじっくりと車体の動きなどを感じてきました。


先ずは高速編です。
今までも城ヶ島などに行ってましたので高速は走ってましたが、なんせ慣らし運転中と言うこともあり、実態は確認できていませんでした。
でも昨日は全開走行が出来たので、ビバリー500やグランドマジェスティ等との違いを書きます。


高速での最高速度は良く判りません。
160km/hまでは確認しました。ここまでなら割とスムースに加速していきます。

140km/h時の回転数が6,000回転強
160km/h時の回転数が7,000回転強

タコメーターは8,500回転からがレッドゾーンなので、このメーターの動きを見る限り180km/hは出せそうな気がします。
ただ、エンジンはそこまで引っ張れるようになっていますが、多分、プーリーをバラしてみると外周まで目一杯使っていそうな感じがしますね。


どういうことかと言うと、フルスロットルにしても160km/hまでは加速するのですが、そこから伸びないんです。
時間を掛ければジリジリと速度が上がるのかも知れないのですが、前後に車が走っている状況ではそれを確認するのはちょっと無理でした。


高速道路での100km/hからの加速も良くて、前走車を追い越すのも楽です。
この辺はビバリー500と比べても排気量が多い分、楽に追越ができました。

グランドマジェスティのときは250ccとは思えない力強さに感動しましたが、高速での追い越しは大変でした。
なにせ100km/h以上になると加速が緩慢でしたからね。

私みたいに高速を多用するユーザーには600ccと言う排気量は魅力的です。




ところで高速で走ってて気が付いたのですが、120km/hでコーナリングしていると周期的な揺れを感じます。
最初は道のうねりかと思ったのですが、それにしては周期的に車体がよじれて戻る感じですので、明らかに車体の癖ですね。
怖いと感じる程ではありませんが、スポーツバイクと違ってフレームの設計が難しいですからね。仕方ないのでしょう。


コーナリング中に発生する前輪とフレーム及び後輪との遠心力の差?グリップ力の差なのかな?
スポーツバイクはガチガチのフレームで有無を言わさずねじ伏せますが、スクーターはフレームが柔ですからね。
受け止めつつ、じわりじわりと逃がす方向で設計するんじゃないのかな?


この辺はプロに聞かないと判りませんが、グランドマジェスティに乗っていたときは感じたことの無い車体の揺れはちょっと気になります。
GSX-R000、FZ6-S、Bandit1250s、この辺のバイクでは感じることが出来ないので、これがスクーターの限界なのかもね。

そういう意味ではグランドマジェスティはアルミ鋳造のがっしりしたフレームでしたね。
なのでやはり設計と材質で出てくる癖なんだと思います。






次に一般道です。
昨日は箱根に行ったついでに椿ラインを走りました。やはりいつも走っている道で違いを見るのが一番です。
ただ、時間の都合もありエンジンパワーで差が付いてしまう上りではなく、下りで挙動などを見てみます。


単純な感想を言うと、ギア式ではないのでエンジンブレーキが効きません。
これが下りでは大きな差になります。

椿ラインは1速と2速を多用するので下りはエンジンブレーキが掛かった状態にリアブレーキも残しながらコーナーに入って行きます。
そして出口が見えたところでアクセルを開く走り方になりますが、シルバーウイングはエンジンブレーキが効きません。
なのでフロントとリアのブレーキで速度調整しながらコーナーに入って行きます。

このブレーキだけで速度調整をするのって実は怖いですね(私的には)
いつベーバーロックに陥るか判らないので、椿ラインのように全長の長い下りでブレーキしか使えないってのは不安です。
こういう時はフォルツァのような擬似的にギアの動きをする駆動機構が欲しくなりますね。

シルバーウイングは車体重量も重いので、こういう場面では不安になります。
実際には減速はギュッ!っと一瞬で行い加速に移るので、走ってみると平気でしたが ^^;



思ったよりもバンク角が深くてグイッと倒しこめるのですが、やばりバイクとはちょっと感覚が違いますね。
リーンインでは転倒しそうで怖いので、どうしてもリーンアウトになります。
タイヤの性能とかよりも、なんていうか生理的に受け付けない?


もともと峠を攻めようと思っていないので構いませんが、バイクから乗り換えた上で峠を攻めたいと思う人はレンタルで一度試したほうがいいです。
T-MAXはどうなんでしょうね?一度試したみたいです。




一般道を普通に走る分にはいいですよ。
加速は抜群にいいし、重心が低いですね。
湾岸線などでの渋滞のすり抜けもまるで原チャリみたいな感じでガンガンいけます。



燃費は1,400km走って24km/Lですね。排気量を考えたらこんなものでしょう。









BOXはどうする?

箱物大好きの私なのですが、シルバーウイングに関してはちょっと考えていません。
と言うのもシート下に55Lの収納スペースがあるので、大抵はこれで収まると思っているからです。

以前、FZ6-Sで実家に帰省したときも純正のBOXに全て収まりました。



YAMAHA純正仕様で44Lの大型ケースですが、普通に2〜3泊の旅行ならこれ一個で十分です。
44Lで十分と言うことは、55Lの容量があるのですから不足することは無いと思います。
それでもイザと言う時のために、小型のシートバッグを積むことにしました。





このシート下収納の奥に収まっているバックです。
FZ6-Sの時もGIVIを乗せないときはこいつで走っていました。実は容量的にはこれでも20Lに拡張できるので十分です、
写真の状態では12L程度の小さいバックで、シート下収納の奥(中央の出っ張りにちょうど良く引っかかり固定される)にすっぽり収まります。




シートバックの位置にはこのようにアライのSZ-Fもすっぽり入ります。
元々がヘルメット収納なのですが、このように二名分のヘルメットがちゃんと入ります。
また左右に余裕があるので、隙間に色々と積み込めますよ。


現状では前側をヘルメット収納としてSZ-Fを入れてます。
そして後ろ側がこのシートバッグですね。バッグの上の空間を収納として使いますが、バッグの中には雨具一式とチョークバッグ、予備の財布、サングラスなどが色々と入ってます。
シート下収納にこれらを入れるとあっちこっちに飛び回るので、それを防ぐのにも便利です。


あとはシート下に収まりきらない大量の荷物を運ぶときにこのシートバッグをリアシートに固定して、シート下を荷物用に開放しつつシートバッグに20L分を分けて収納します。
これで合計75Lですから、大抵のものは入るでしょう。

トップケースは便利なんですが、これで行ける所まで行ってみます。
恐らく手放す時が来るまでは必要な状況は来ないと思います。